「弓月」×「結の会」ファッションショー その7

4月30日(月・祝)西陣織会館にて開催の

「弓月」×「結の会」ファッションショーの様子、

その7(ラスト)です。

 

昭和から現代・未来へ…

素晴らしい日本の文化・美意識・技は

この先も受け継がれていきます…

 

㉑昭和時代

向上心・学びへの挑戦・・女性が活き活きと社会進出していく時

17昭和全体

17昭和

髪:マーガレット

着物:御召 フクレ織紋御召 矢絣紋様

帯:半巾帯「ミュージカル」ビーズ刺繍

 

㉒現代~未来へ

既成概念・見栄・階級のない楽しむファッション・・

着る人も見る人も嬉しい着物

18現代未来全体

18現代未来

髪:創作

着物:ジャガードデニム振袖

水玉紋様地に地紋起し 手描き水玉暈し

帯:仏製シルクプリント生地

 

※画像は出演者ご本人の許可を得て掲載しております。

無断の転載・引用等は固くお断りいたします。

 

以上、ファッションショーの様子でした。

お楽しみいただけましたでしょうか?

 

ここで皆様にお知らせです!

10月13日(土) きものサローネ2018 ファッションショー

にも出展が決定いたしました!

皆様、秋はぜひCOREDO室町にお越しください♪

時間など詳細は後日ブログ等でお知らせいたします。

「弓月」×「結の会」ファッションショー その6

4月30日(月・祝)西陣織会館にて開催の

「弓月」×「結の会」ファッションショーの様子、

その6です。

 

明治からの欧米化の流れが花開き

着物にも大きな変化が現れた大正時代をご紹介。

 

 

⑱大正時代「淑」

日本の経済発展、好景気の時代

和洋服は、日本の美・感覚をも融合し最高に素敵な時代へと・・

14大正時代全体

14大正2

髪:丸髷(まるまげ)

着物:御召 先染紋御召「衣々」格子くずし紋様

帯:西陣手織袋帯 洛陽織物 鳳凰唐草紋

 

⑲大正時代「凛」

着物・帯に留まらず、羽織・簪・帯留

小物に至るまで、自分らしさを表現

15大正凛全体

15大正凛

髪:束髪

着物:御召 江戸小紋創作先染御召「角通し」

帯:西陣織 梅垣織物 引箔袋帯 渦巻紋様

 

⑳大正時代「粋」

夢二の世界を彷彿とさせる

粋で艶やかな装いにも、芯の強さが見える

15大正粋全体

15大正粋

髪:耳かくし

着物:御召 先染本御召「縞々」

帯:御召杢上代地九寸名古屋 相良刺繍「吹寄せに猫」

ショール:広幅京友禅ジパングショール「小鼓文様」

 

その7へ続きます。

※画像は出演者ご本人の許可を得て掲載しております。

無断の転載・引用等は固くお断りいたします。

「弓月」×「結の会」ファッションショー その5

4月30日(月・祝)西陣織会館にて開催の

「弓月」×「結の会」ファッションショーの様子、

その5です。

 

約260年続いた江戸時代から近代へと移り

ファッションも大きく変化していきます

 

⑯幕末~明治

開国による西洋文化の流入、侍魂

混沌とした時代に溌剌と生きる女性

12幕末明治1

 

12幕末明治2

髪:燈籠鬢丸髷(とうろうびんまるまげ)

着物:御召 紋絽上代地に白上げ 小花尽くし紋様

帯:博多織半巾帯 芥子紋様

 

⑰明治時代

近代文化が女性の地位を上げる・・

自由な装い 軽やかな髪型 洒落度アップ

明治時代全体

13明治

髪:結い錦

着物:御召 先染縫取紋織 小花散し紋様

帯:オリジナル先染紋御召「衣々」疋田紋様地に雪月文様

その6へ続きます。

※画像は出演者ご本人の許可を得て掲載しております。

無断の転載・引用等は固くお断りいたします。

葵祭

先日、5月15日(火)は葵祭の巡行でした。

観覧に行かれた方もいらっしゃるかと思います。

 

気温も高く、快晴でとても暑かったです。

葵祭は正式には賀茂祭といい、

上賀茂神社と下鴨神社で5月15日に行われる例祭です。

朝10時30分に御所を出発し、

下鴨神社を経て、 上賀茂神社へと向かいます。(写真は堺町御門付近)

行列は勅使代を中心にした本列、

斎王代を中心にした女人列といわれる斎王代列に大別されます。

葵祭1

先導警備をするのは、京都府警察平安騎馬隊。

ちゃんと平安時代の衣装を着られています。

葵祭2

先頭を行くのは乗尻(のりじり)。

行列を先導する騎馬隊で上賀茂の競べ馬の騎手です。

葵祭3

本来は勅使が乗る牛車には藤の花などが飾られます。

勅使

勅使。

天皇の使いで、行列中の最高位者となります。

葵祭4

風流傘(ふりゅうがさ)。

本列の結びとなります。

 

こちらからは斎王代列。

葵祭5

命婦(みょうぶ)。

小桂(こうちき)を着用する高級女官のことです。

葵祭6

斎王代。

御禊(みそぎ)を済ませた斎王代は、

五衣裳唐衣(いつつぎぬものからぎぬ)、

俗に十二単(じゅうにひとえ)の大礼服装で、

供奉者にかつがれた腰輿(およよ)という輿に乗って参向します。

葵祭7

こちらは斎王の牛車。

葵と桂のほかに桜と橘の飾りがつきます。

勅使の牛車に比べて、華やかですね!

 

雅な平安の世界を垣間見た気分でした。

6月は夏越の大祓についてご紹介したいと思います♪

 

「弓月」×「結の会」ファッションショー その4

4月30日(月・祝)西陣織会館にて開催の

「弓月」×「結の会」ファッションショーの様子、

その4です。

 

いよいよ舞台は動乱の戦国時代へと突入します。

 

⑫安土桃山時代

豪華絢爛たる装束をまとう城郭の姫達・・

戦国の世に花咲く慶長小袖

8安土桃山全体

8安土桃山

髪:唐輪(からわ)

着物:御召 唐織創作 先染七宝花井筒紋様

帯:西陣織袋帯 唐織秋草詰紋様

 

⑬江戸 寛文~元禄

世が安定し、武家文化にも都ぶりが融合される・・

日本独自の洗練された美意識が昇華する

9江戸寛文元禄全体

9江戸寛文元禄

髪:元禄島田

着物:御召 先染風通フクレ織 疋田紋洋地に染め寛文対菊紋様

帯:西陣織梅垣織物袋帯 引箔市松紋様

 

 

⑭江戸中期

町衆の台頭、自由な発想

出雲の阿国を思わせる衣裳をデニム着物で創作

10江戸中期全体

10江戸中期

髪:創作

着物:でにむどす・ヒッコリーデニム

羽織:でにむどす・ジャガードデニム「祇園格子」

帯:創作でにむどすベルト帯

 

⑮江戸後期

浮世絵を彷彿させる粋な江戸女

世界が認めた日本文化の美、ここにあり

11江戸後期全体

11江戸後期

髪:勝山髷(かつやままげ)

着物:御召 紋フクレ織「纐纈織(こうけちおり)」先染乱れ菱取り紋様

帯:オリジナル博多袋帯・桐唐草

ショール:洗練紋御召輪奈ビロード 格子紋様地に染め縹色

 

その5へ続きます。

 

※画像は出演者ご本人の許可を得て掲載しております。

無断の転載・引用等は固くお断りいたします。

「弓月」×「結の会」ファッションショー その3

4月30日(月・祝)西陣織会館にて開催の

「弓月」×「結の会」ファッションショーの様子、

その3です。

 

舞台は雅な平安時代へと移ります…

 

⑨平安時代

日本独自の宮廷文化が花開き

華麗かつ繊細な美意識が際立つ時代

5平安

髪:短垂髪(たんすいはつ)

着物:御召 先染浮紋織

三重織 有職紋様・浮線綾

帯:オリジナル博多織袋帯 王朝七宝紋様

 

⑩鎌倉時代

武家文化と貴族文化がクロスする・・

秀逸な絵巻物が華やかな物語を綴る・・

6鎌倉

髪:武家婦人

着物:御召 先染浮紋織

装飾料紙創作・七宝横段暈し紋様

帯:オリジナル御召杢上代地九寸名古屋  相良刺繍 鳥獣戯画文様

 

⑪室町時代

茶の湯、日明貿易がもたらす様々な染織品

名物裂の妙、見立ての心

7室町

7室町後

髪:巻き髪

着物:御召 名物裂創作 格子取り吉野間道中格子紋様

帯:西陣織 梅垣織物九寸名古屋 創作横段取り辻が花文様

 

その4へ続きます。

 

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無断の転載・引用等は固くお断りいたします。

「弓月」×「結の会」ファッションショー その2

4月30日(月・祝)西陣織会館にて開催の

「弓月」×「結の会」ファッションショーの様子、

その2です。

 

かわいらしい昔ばなしの主役たちのあとは

いよいよ古墳時代からの幕開きです・・・

 

⑤古墳時代~飛鳥時代

~ちはやふる神代も・・~

古代の卑弥呼をイメージさせる装い

古墳・飛鳥

5古墳後

髪:古墳島田

着物:御召 先染紋紗「幽粋織」唐草紋様

帯:オリジナル染め細帯 杢紬地にマハラジャ菱文様

 

⑥古墳時代~奈良時代

古墳時代の埴輪を想像させる髪を

神秘さと可憐さでドレスアップ

古墳奈良前

古墳奈良

髪:美豆良(みずら)

着物:上衣・御召 無双紗縞に無地染め

下衣・御召 無双紗縞に染め唐草

帯:広幅仏製シルク地(金銀ラメ)

 

⑦奈良時代

シルクロードより届けられた異国情緒あふれる

天平文化が花咲く奈良の都

6奈良正面

6奈良全体

髪:高髻(こうけい)

着物:御召 先染浮紋織 窠に霰紋様に染め横段暈し

帯:オリジナル御召杢紬地 九寸名古屋帯 染・宝物琵琶文様

 

⑧奈良時代

正倉院収蔵の裂地には

女帝を多く傑出させた「あをによし奈良の都」の優雅さが漂う

4奈良全体

4奈良

髪:双髻(そうけい)

着物:御召 紋紗正倉院経菱昼夜織に経暈し染

帯:オリジナル御召紋紗地 九寸名古屋 染・樹下向い鳳凰文様

 

 

 

その3へ続きます。

 

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