西陣御召の歴史

西陣御召のはじまり

京都が発祥。地方から西陣で技術を覚えた職人が、ほか桐生や塩沢・米沢など御召の産地へ広がったといわれています。明治になって、昔から、海外の先進技術の導入に積極的であった西陣では、文明開化のチャンスにいち早く呼応。人材をフランスなどに 派遣し、ジャカード織物などの技 術を取り入れて、近代化に成功したのです。
明治時代にフランスからジャガードという文様を織る織機を導入し、さらに生地のバリエーション・精巧さを増し、人々を魅了しました。

西陣御召とは ~経糸と緯糸の織り成す妙~

日本有数の織物産地である京都・西陣。
ここに生まれた先練りの絹糸で織り上げられた最高級織物素材が西陣御召です。
また、全盛期には100軒以上もあった御召を織る機場も、現在では数軒しか残っておらず、非常に希少価値のある織物です。

起源 ~ルーツは古墳時代まで遡ります~

5、6世紀頃、渡来人である秦氏一族が京都に住まい、絹織物の技術を伝えました。
平安時代には織りの工人たちを集め、「織部司」という国営の織物業組織が作られ、以降、いっそう発展を続けました。そして現在もわが国の絹織物業の代表的存在であると同時に、京都を代表する産業ともなったのです。

由来 ~その名の由来は江戸時代から~

かつて徳川第十一代将軍・家斉がこの織物を好んで愛用したことから「高貴な方のお召し物」という意味からこの名が付いたといわれています。

進化する伝統 ~伝統から進化へ~

地域ブランド・西陣御召。2006年4月法制化された地域商標法に基づき、「西陣御召」が新商標を認可され、2006年4月1日から施行されました。