神戸ファッション美術館で開催されている
「モスリンと毛斯綸」展
を見に行ってきました。
「モスリンと毛斯綸」
おなじ呼び名でもこのふたつ、違うんです。
「モスリン」とは、
もともとはメソポタミアの都市モスルで織られた
薄地の木綿布のこと。
アラビア人がモセリニと名づけて輸出し、
フランスではモスリンと称されていたそうです。
対して「毛斯綸」は、
日本では羊などの毛を用いた平織りの織物のことをいいます。
江戸末期にヨーロッパから輸入され、
明治期には染色加工技術の発達とともに製織が可能となったとか。
その染色の色柄の鮮やかさったら!!
大正期にはヨーロッパへたくさん輸入されたというのも納得。
なんせそのころのヨーロッパはジャポニズム全盛期!
更紗文様や洋花文様など斬新な模様が描かれた当時の着物や襦袢が
多数展示されていました。
ここで次回の工房展の予告です☆
「大正ロマン」展
近々大正100年を迎えるにあたり
大正ロマンの世界を御召で表現します。
期間:3月6日(土)~31日(水)
どうぞおたのしみに。