六道まいり

もうすぐお盆ですね。

 

弓月京店から歩いてすぐの千本釈迦堂では

朝早くから地元の方が訪れ

「おしょらいさん」を迎えに来られていました。

※「おしょらいさん」・・・先祖の精霊のこと。漢字で書くと「お精霊さん」。

六道まいり

千本釈迦堂では、毎年8月8日から12日まで

六道まいりが行われます。

 

六道とは、死後の6つの冥界のことで、

祖先の精霊を家に迎え、冥界に迷う霊を救う仏事のことを「六道まいり」といいます。

 

お寺では

迎え鐘をついて、先祖の法名を書いた塔婆に槙の小枝で水をかけ

その槙を持って帰ります。

そうすることで精霊が槙に乗って家に戻るとされています。

 

夕方には行灯と提灯に灯りが灯され

どこか懐かしいお盆の風景を感じさせてくれます。

研修旅行

8月2日から4日までの3日間

臨時休業させていただき

奄美大島に研修旅行に行かせていただきました。

 

奄美といえば奄美大島紬。

ということで、

奄美大島紬を織るのに必要な

糸をつくる糊張り職人さん、

そのあとに絣糸をつくる職人さん、

最後に手機で織りあげる職人さんを訪ねてまいりました。

のりはり

泥染めをされている職人さんのところで

わたしたちも実際に

自社の無双紗のショールをテーチ木で染めさせていただきました。

テーチ木染

 

草木染なので、染める回数を重ねるごとに深く濃い色に染まっていきます。

無双紗ショール

 

 

絣糸によって緻密な柄を出す奄美大島紬。

工程のひとつひとつに驚くような手間がかけられていて、

いわば、職人さんたちの技と苦労の賜物です。

 

「後の工程の良し悪しを左右させるくらい、わたしの仕事が重要」

「後継者がいない」

「夏場も冬場も肉体的にたいへん」

職人さんたちからいろいろな声を聞きました。

 

大島紬と御召と、織物の種類は違っていても

「たくさんの職人さんの手を介して

1反1反大事につくられているのは同じ」

ということを感じさせてくれた研修でした。

 

そしてなんといっても最高だったのは

島民の方のお日様のような笑顔!!

島の美しい空と海とサトウキビ畑とともに

わたしたちのこころを癒してくれました。

また機会があればぜひとも訪れたい島です!!

機内

鶏飯

↑ 鶏飯もあっさりで美味でした♪

弓月京店 徒歩圏内 ~8月~

とうとう8月に突入しました。

暑さにも少しは慣れてきたころでしょうか・・・。

 

さて、花火大会に盆踊り、京都では五山送り火などなど

夏のイベントはまだまだ盛りだくさんです!

 

浴衣や夏着物でお出かけしてみませんか?

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プリザーブドフラワーが埋め込まれた下駄草履で

足元のおしゃれも楽しんで。

プリザーブドフラワー下駄草履 ¥6,300

 

●1日(木) 八朔@上七軒

●3日(土)~12日(月) 京の七夕@堀川会場

●4日(日) 上七軒盆踊り@上七軒

●6日(火) 矢取神事@下鴨神社

●7日(水)~16日(金) お精霊迎え@千本ゑんま堂

●8日(木)~18日(日)    工房展「兆・秋」展

●10日(土)~25日(日) 秋ていばん@弓月京店

●11日(土)~16日(木) 納涼古本まつり@下鴨神社糺の森

●14日(水) 千本六斎念仏@千本ゑんま堂

●16日(金) 精霊迎えと六道参り@千本釈迦堂

お精霊送り@千本ゑんま堂

大文字五山送り火

●25日(日) 天神さん縁日@北野天満宮

●31日(土)~9月3日(火)Atelier華e個展 @弓月京店 離れ1階

 

なお、2日(金)から4日(日)の3日間、弓月京店・祇園店ともに

社員研修のため、誠に勝手ながら臨時休業とさせていただきます。

皆様にはご不便をおかけいたしますが

なにとぞご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

白いレースの・・・

暑ーーーーい!!

でも、

おしゃれして出かけなくては!

 

そんな気分にさせてくれる

女将セレクトの逸品、

届きました♪

 

総レース二重張りの日傘!

しかも、白!!

なんて上品なんでしょう!!!

レース日傘1

レース日傘4

日本製ならではの丁寧なつくりです。

ぜひとも涼やかな夏の着物姿に合わせてほしい1本。

 

こちらの1本限りですので

気になる方はお早めにどうぞ。

レース日傘7

レース日傘¥63,000

やっぱり夏は

今日も京都は35℃と猛暑日です。

上七軒通りもシーンと静まり返っています。

 

そんな中、小千谷縮に半巾帯をキュッとしめた

素敵な女性が。

 

祇園店の弓月物語でもおなじみのK様でした♪

 

この暑さを忘れさせてくれるような

なんとも涼やかで軽やかな着こなしだったので

坪庭にてお写真撮らせていただきました。

ご本人も「小千谷はやっぱり涼しいよ~」とのこと。

k様1

黄緑色と白銀の紐もアクセントになっています。

k様2

笑顔がとってもキュート!なK様、

ご来店ありがとうございました!

きものサロンの撮影がありました

先日、きものサロンの撮影がありました。

 

今回モデルをしていただいたのは

上七軒のお茶屋さん「さくら」さんのお母さんと

芸妓さんの尚そめさん。

弓月の秋の新作をお召しいただいています。

 

撮影場所は・・・おわかりの方もおられるかと思いますが

例のあちらです。

 

詳細はまだ明かせませんが

きものサロン秋冬号の誌面をお楽しみに!!

撮影風景

蚕の社

昨日7月17日は、弓月工房「秦流舎」の創立記念日。

毎年この日には社員全員で

右京区太秦にある、通称「蚕の社」を参拝します。

正式名称は木島坐天照御霊神社 ( このしまにますあまてるみたまじんじゃ )と、ちょっと長いです。

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養蚕・機織などの技術を日本に伝えた秦氏が

富を生む蚕に感謝して、養蚕・織物・染色の守護神を奉ったのが

この神社のはじまり。

 

実は「秦流舎」の「秦」も、秦氏の流れをくむという意味から名付けられたものなんです。

さらに「弓月」は、秦氏の始祖である「弓月王」から名付けられました。

 

毎年この神社に参拝すると、神聖な気持ちになります。

たくさんの方々の手を経て弓月へ届けられる反物たち。

携わってくださっているすべての方々へ感謝をこめて

19年目の秦流舎とともに弓月もしっかり歩んでまいります。

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宵山へ

昨日、浴衣で宵山へ行ってきました。

さすがにすごい人で

身動きがとりにくかったですが、

いろんな浴衣姿が見られるのも

お祭りの醍醐味ですよね♪

今年は藍色や絞りの浴衣がよく目につきました。

 

写真 (1)

明日はいよいよ山鉾巡行。

豪快な辻回し、間近で見ると、ものすごい迫力です。

京店で楽しむ落語会

さて、今日から宵山が始まりました!

雨が降ったりやんだりと天候が落ち着きませんね。。。

 

昨日は弓月京店の二階で落語会が開かれました♪

最初は桂 治門さん。

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生で落語を見るのは初めての私・・・

いきなり引き込まれてしまいました!

 

そしていよいよ桂 しん吉さん。

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すぐそこにある北野天満宮を題材にした「 初天神」で

お客さんを笑いの渦に巻き込んでいました。

 

中入りをはさんで

2席目は創作落語「萱島」。

「鉄っちゃん」の落語家として有名なしん吉さんですが、

この「萱島」は、京阪沿線の萱島駅に実在する大きな楠のお話。

 

全身で列車を表現しているしん吉さん。

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古典落語とはまた違うおもしろさを

味わうことができました♪

 

ご来場くださいました皆様

本当にありがとうございました。

また来年の「桂しん吉京舞台」をぜひお楽しみに。

 

ちなみにしん吉さんのブログは

しん吉さんの鉄道に対する愛情をひししと感じることができます。

そちらもぜひごらんください!

夕暮れ時の上七軒

暑い日が続きます。

夕方になってもまだ熱気が残り

重たい空気がまとわりつきます。

 

上七軒通りが無電柱化したので

天神さんの森の奥のほうまで

空が高く広がっています。

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ぼちぼち、七軒団子のお提灯が灯りだすころ。

今日も上七軒の夜は更けていきます。