毎朝通る西陣の路地の一角にひっそりと佇む
『櫟谷七野神社(いちいだにななのじんじゃ)』
鳥居の向こうが、高台になっていてそこに神殿が見えます
天気の良い日は朝の光を浴びたクロガネモチの葉がきらきら輝いて
横目で見ながら一日の始まりも気持ちが晴れるような、そんな雰囲気があります
社の名にも表されるように、平安の頃よりこの一帯は
七野(内野・北野・平野・点野・紫野・蓮台野・上野)と呼ばれ、
今の西陣と深く関わりのある区域でした
その頃から優れた職人たちが集まり、ものづくりで栄えていました
今でも朝から機がカシャンカシャンと動く音が聞こえてきます
昔も今も西陣とともにあり、西陣の日常が垣間見える場所です