以前よりお知らせしております
野中 健二 展 「時を織る 綾なす時」 ~想いと時が交差する~
東京銀座にあるギャラリー「MUSEE」にて
5月10日(水)~14日(日)まで行います。
はじまりは、一粒の滴
それはせせらぎとなり、やがて一条の川となる
大地をつくり、大海へ注ぎ、天空に登れば恵みの雨となって地に戻り
より輝く新しい命となって流れ始める
時代とともに変わりゆく人々の美意識、価値観…
そして変わることのない普遍の日本文化・染織に対する誇りを、
水の流れにたとえ、3部構成で展開します。
第1部 【源流】
川の源となる水の流れは、野中健二の織物の人生の はじまり。
日本文化の意識を徹底的に追求し、織物の起源をたどった時代。
第2部 【集積】
時代とともに変わりゆく美意識や価値観。
その中で、蓄えた知識や知恵を集め積み重ね「革新」が生まれた時代。
第3部 【透明】
素材を追及し続けてきた野中健二が挑戦する「究極の無地」。
流れ着いた水は、多くの有機的な栄養素・ミネラルを内包する。
それは、億誘拐日本の伝統美が進化したどりついた極地である。
未来の憧憬を展望する時代。
先日、工房ギャラリーにて展示イメージをシュミレーションしました。
作品だけでなく、美術造詣を駆使しアートへと昇華させたテキスタイルも必見です。
自身の集大成として数年前より準備を進め、
会場構成、作品を仕上げた矢先の今年3月、急逝致しました。
弓月女将をはじめ、社員一同が遺志を引き継ぐべく、本展を敢行致します。
生涯を染織に捧げ、最期まで挑戦を続けた 野中健二の表現、世界観をご高覧ください。
日時:5月10日(水)~14日(日)
11時~17時 (最終日は16時まで)
※入場無料