染めの技 ~その①~

先日、社員研修でろうけつ染めの工房を訪問しました。

ろうけつ染めとは溶かした蝋を生地に塗ることで、

その部分を染まらなくする技法です。

蝋を薄く塗れば少しだけ染まるようになるため、

塗る蝋の厚みがそのまま色の濃淡になり、作品の表現に繋がります。

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まず、弓月工房の御召輪奈ビロード地にシートを貼り

蝋を塗布する箇所の型を切り抜きます。

着物地を切らないように絶妙な力加減が必要です。

番号は塗布の濃淡の印で、ぼかし染めに仕上がります。

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弓月スタッフもご用意して頂いた練習用で体験させて頂きました。

型抜きの力加減や、固まる前に適量の蝋を塗るのは難しかったです!

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そして、霧吹きで蝋を塗布します。

職人技で番号の印通りに濃淡をつけます。

その後、全体に染めを施し着物が出来上がります。

出来上がりがこちら!

何人もの職人さんの技の結晶です! ため息が出るくらい美しいですね。

蝋の濃淡部分はこのような暈しになり、柄に奥行きが出ます。

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日本の宝である職人さんの技は未来に繋げたいですね。

皆さま、ぜひ着物を着てお出かけしましょう!