先日、社員研修でろうけつ染めの工房を訪問しました。
ろうけつ染めとは溶かした蝋を生地に塗ることで、
その部分を染まらなくする技法です。
蝋を薄く塗れば少しだけ染まるようになるため、
塗る蝋の厚みがそのまま色の濃淡になり、作品の表現に繋がります。
まず、弓月工房の御召輪奈ビロード地にシートを貼り
蝋を塗布する箇所の型を切り抜きます。
着物地を切らないように絶妙な力加減が必要です。
番号は塗布の濃淡の印で、ぼかし染めに仕上がります。
弓月スタッフもご用意して頂いた練習用で体験させて頂きました。
型抜きの力加減や、固まる前に適量の蝋を塗るのは難しかったです!
そして、霧吹きで蝋を塗布します。
職人技で番号の印通りに濃淡をつけます。
その後、全体に染めを施し着物が出来上がります。
出来上がりがこちら!
何人もの職人さんの技の結晶です! ため息が出るくらい美しいですね。
蝋の濃淡部分はこのような暈しになり、柄に奥行きが出ます。
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日本の宝である職人さんの技は未来に繋げたいですね。
皆さま、ぜひ着物を着てお出かけしましょう!