昼間は少しだけ春らしさが感じられるようになってきましたね。
ということで、今日は
「小春日和に着たい着物・・・」
そんなイメージで、コーディネイトしてみました。
縞御召×紋シボ織絞り袋帯のコーディネイト。
はっきりした鮮やかな縞(※横にも段があるのでよく見ると格子です)の着物に
はんなりとした桜色の地色の帯で
春らしくやわらかい雰囲気にまとめました。
この帯、素敵でしょ?
今日はこの帯にクローズアップしてみます♪
こちらの絞りの帯は「紋シボ織」という、
御召緯(おめしぬき)の入った御召生地を使っています。
御召の特徴どおり、
お湯につけるときゅっと縮み、
そのあとピンと張って着尺巾まで巾を出すことができるので
絞りを施すのにとても相性のいい生地なんです。
絞りの生地としては「綸子」が一般的によく用いられていますが
やわらかくて絞りやすく染料も浸透しやすい反面、
絞りのシワや凹凸感が無くなりやすいのが難点です。
それに比べ、この紋シボ織の紋と御召緯でつくられた凸凹は
絞りの凹凸を活かすだけでなく、
何度も浸染したり、絞ったまま抜染などをしても
耐えうる丈夫さを兼ね備えているんです!
この絞りの帯は他にも色柄がございます♪
ぜひ見にいらしてくださいね。
お待ちしております。