近江上布研修

 

 

 

先日、近江上布の研修に行ってきました!

近江上布の奥深さを学ぶことができましたので

その時の様子をお伝えします。

 

麻には苧麻、亜麻、大麻があり、

近江上布は本来、大麻を地機で織りあげた生平(きびら)という

布だそうです。

しかし、大麻の栽培は色々と困難で

現在では生産が途絶えてしまいました。

 

 

 

研修3

 

まずは苧麻の糸作りを見学しました。

茎から皮をはがし、水につけて小刀で繊維を採取します。

その繊維を干して、さらに手作業で繋げていき

ようやく糸になるのです。

1本の茎から取れる糸はほんのわずか、

着物1反分の糸を作る…考えるだけで気が遠くなります。

先人の知恵や手間をかけた物作りに感服します!

 

 

研修2

研修4

 

続いて、コースター作りに挑戦しました。

なんと緯糸に100年前の大麻の糸を使用して

地機で織らせていただきました!

まさに生平のコースターです!

足と腰で機を動かし、手で織り上げていきます。

最初は足や腰を動かす順番に頭が混乱しましたが、

慣れると作業に没頭して、時間があっという間に経ちました。

 

 

 

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約1時間で1枚のコースターが出来上がりました!

全てが手作りの近江上布はとても温かみがあります。

貴重な体験をさせていただきました。

 

 

みなさまも滋賀県に行かれた際は

ぜひ近江上布伝統産業会館に寄られてみては

いかがでしょうか♪

彦根城から車で約30分です。

 

近江上布伝統産業会館

http://www.asamama.com