昨日、京店は夏の室礼に替わりました。
障子を外して葦簀(よしず)でできた戸をはめ、
奥座敷は畳の上に藤筵(とむしろ)を敷き、
襖を外して簾をかけます。
こういった建具もすべて、元のお茶屋さんから譲り受けたもので
現在ではここまで立派な葦簀や藤筵は少なくなっているのだとか…。
かの吉田兼好も徒然草で
「家の作りやうは夏をもってむねとすべし」
と説いているように、
日本家屋は伝統的に、夏の暑さを考慮して作られているところが多いそうです。
弓月の美しい夏の室礼を多くのお客様にごらんいただきたく
今年も少しだけ早めに夏の室礼にしました!
ぜひ遊びにいらしてください。